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私が住んでる場所は『地方』だ。
要は田舎だ。少子高齢化が進んで若い出産適齢期の女性は減っている。
地方ならばどこでもそうかもしれないが、だからこそ
「移住促進」だとか「子育て支援」だとか「婚活事業」なんてものに力を入れている。
広報を読んでると、唖然とした。
自治体の長から住んでる人達へのメッセージにこんなものがあった。
「住んでる人達へのメッセージ」となってた部分をすべて書いてみる。
一部自治体名等変更している。
広報をご覧になって「また人口が減った」と嘆かれる方がおられますが、私は「あなたのお子さんはどこに住んでおられますか?」と伺います。若い方はまず自分の夢をかなえる前にまず、自分を育ててくれたご家族の面倒を見てもらいたい。これ、地域の老人に向けた言葉ですよね?
そういう方は地域にとっても納税者になってくれます。例えば県外の大学を卒業して地域に戻って就職すると奨学金(教育ローン)返済を支援する制度を始めました。
これからも地域で頑張ろうという方を応援してまいります。
間違っても地域の若者に向けてませんよね?
老人同士で、「今の若いもんは地域から出て行って」と嘆いていてください。
若者に「夢をかなえる前に……」って何言ってんだろう?と思います。
若いうちに体力気力が溢れているうちに、夢をかなえてください。
と、体力の衰えを感じてきた私は思うのです。
動けるうちに動きなさい。夢があるならそれに向かいなさい。
夢破れた時に故郷を思い出しなさい。
で、良いと思うんだけど。
夢をかなえる前に家族の面倒を見れなんて…
夢なんて持つな……と言ってるのと一緒ですよ?
家族が居なくなってから、自分の夢をかなえられるとでも思うんだろうか?
まぁ。出来る人はできるだろうけど、やっぱり気力体力があるうちに動くのが一番な気がします。
で、出てくるのは『大学卒業後のローン返済支援』って……それ、どこぞかでも聞いたぞ。
ぼちぼちとやってる自治体あるらしい。
大学進学するから地域に戻って来ないとでもいうんだろうか?
まぁ。一つのきっかけではあるケド、それだけじゃないよねと思う。
ここにいると、いろんなものが重いし、古いし、狭い。
家制度はすでになくなったって判ってる??と言いたくなること、たくさんあります。
60代くらいの人でも家制度は廃止された世代だったはずなんだけど……慣習が残ってる時代を生きてるから感覚はそのまま……なんだろうなという事は想像できる。
だから、「夢をかなえる前に家族の面倒云々」なんて広報に載るわけだけど。
……それ、若者に言う言葉じゃないですよ?
若者がこれを見ない事を祈ります。まぁ。見るのは老人がほとんどだろうとは思うケド。
見ても何とも思わない人達が見てる事を祈ります。
それとも長さんは自分の夢をかなえずにここにいるのかな……と考えると少し悲しくなる。
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